トウダイグサ
春の光が強さを増すにつれて、雑草もいっせいに動き出しました。舗装された農道端や、除草剤とバーナーで徹底的に雑草退治された田の畔にも、早くも黄緑色の独特の花をひらいたのはトウダイグサです。太い茎はだらしなく地面を這っていますが、周囲はまだ枯れ草が多い中によく目立ちます。
葉はへら形で緑色、茎は赤紫色で柔らかく、手で折るとポキッと折れて、すぐに白い乳汁が出てきます。この乳汁にはユーホルビン(Euphorbine)などの有毒成分が含まれ、触るとかぶれたりします。
茎の先端付近が分岐して、黄緑色の総苞葉が出来、それに包まれるように小さな黄緑色の花序がつきます。
この花序は一つの小さな花のように見えますが、雄花数個と、雌花1個が集まったものです。
この形は「杯状花序」と呼ばれます。
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