キタテハ
3月中旬、朝からよく晴れて気温が上がり、風もない好天の一日、用水の堤防沿いに、成虫で越冬したキタテハがあちこちに飛んでいました。
夏から秋にかけて、近くにはキタテハ幼虫の食草であるカナムグラが生い茂りますので、シーズン中にはごく普通に見られるチョウです。
一緒に現れたモンキチョウやモンシロチョウが近くに飛んでくると追いかける様子も見られました。
ヒラヒラと飛び回りなかなか止まらない蝶たちを、地上に降りて待っているものがいます。セキレイとムクドリです。セキレイが飛び上がり、一瞬ホバリングして蝶を捕らえたかに見えましたが、白いチョウはひらひら飛び去りました。生存競争です。
少し待っていると日が当たるコンクリートの擁壁に止まって日光浴をしているものが居ました。
翅を閉じて草の葉にとまった個体には後翅裏面の中央付近に特徴的な銀白の「C」の紋があります。
タンポポの花に来て熱心に蜜を吸っている個体にも出会いました。
こちらは大分翅が傷んでいますので、これまでにも鳥にずいぶん追っかけられたのでしょうか。
春になっても楽ではないようです。
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