尖山(とんがりやま)登山③登山道で見られた動植物
4月初旬、富山県の尖山(559m)に行ってきました。遠望する立山連峰はまだまだ雪深く、近づくことはできませんが、ずっと標高の低い里山はすっかり春模様でした。
道中、天気が良く気温が上がり、シャツ一枚でも汗ばむくらいでしたが、道すがらいろいろな草花や動物との出会いを楽しむことができました。その一部です。
キランソウ(別名ジゴクノカマノフタ):
青紫のきれいな花です。まだやっと花が開き始めた一株だけでしたが、これから勢いを増して地面を覆うように広がっていき、地面に蓋をするような様相を呈します。
かつては民間で薬草として用いられたこともあるそうです。
ミヤマカタバミ:
山地~亜高山帯に生えます。ここではもう花が開いていましたが、標高の高いところでは花期は6月くらいからになります。
花は茎の先に1個つき、白色に紫色のスジが入ります。
葉はカタバミの名前のとおりで、たたまれて閉じたり、開いたりしています。
アズマシロカネソウ:
キンポウゲ科の植物です。たくさん咲いていました。はじめて見ました。山地の林内や渓流沿いに生える高さ10~25cmになる多年草です。
普通は根生葉がなく、茎の上部に少数の葉を付けています。花はうつむき加減に咲き、黄緑色の花弁状の萼が5個あって、その1部の外側が紫色を帯びる面白いものです。
ニワトコ(蕾):
数は多くはありませんでした。時々、ポツン、ポツンと見かけた程度です。
紫色の、ブロッコリのような感じの蕾の塊がついている枝がありましたが、花が開いたものは、この時は見受けませんでした。少し早かったようです。
ルリタテハとカモシカ:
いずれも尖山登山口駐車場近くで見かけたものです。
越冬したルリタテハが日の当たる地面に飛んできて日光浴をしていました。やや小ぶりかなと思いましたが。
カモシカは前出。沢の向こう斜面に居たものです。カメラ目線でいつまでもこちらを見つめていました。
里山の春模様の一こまです。
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