姫川源流と親海(およみ)湿原③アメンボとクジャクチョウ
姫川源流自然探勝園に隣接して、親海湿原があります。湿原は標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて生育する低層・高層の湿性植物が大変豊富とされていて楽しみにしていました。
いったん姫川源流入り口まで戻ってから、案内標識に従って整備された道を親海湿原に向かいました。その途中で、一頭のクジャクチョウが飛んできて、目の前の道路におりましたが、翅を閉じたままです。
カメラを向けて翅を開くのを待ちましたがそのまま飛び去りました。ほどなく、種々の湿性植物が自生するという親海湿原に着きましたが、まだ春は浅く、湿原は一見してまだ枯れ野の風情で芽吹きも始まったばかりという状況でした。
湧き水が流れる湿原の水たまりには意外にもアメンボの姿がありましたが、残念ながら他には見るべきものはまだありませんでした。
日陰の遊歩道には雪が残っていてスニーカーでは歩きにくかったところもありました。
ただ幸運が待ちかまえていました。ここに来る途中で写真が撮れず逃げられたあのクジャクチョウがたくさん飛び交っていて、そのうち一頭がなぜか汗くさい(?)帽子に止まったのです。
そして帽子を取っても翅を広げたままじっとしています。”早く写真撮りなさいよ”と言わないばかりに。
落ち着いて至近距離でしっかり写真に収めることが出来ました。
高山で出会うとなぜか汗くさい人間に止まりに来る、とも言われますが・・・。
親海湿原周辺は遊歩道の他にサイクリングロードなども整備されています。しかし4月中旬初めでは行楽シーズンにはまだ少し早かったようで、訪れた日には人影はありませんでしたが、5月のゴールデンウイーク以降はきっと賑いを増すことでしょう。(完)
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