雨巻山(栃木県)登山
雨巻山は栃木県益子町の最高峰(と言っても533m)で、春にはシュンラン、エンレイソウ、カタクリ、テングスミレやキンラン、シキミ等草木の花が楽しめる格好のハイキング/登山コースということです。
今回行くのが初めてのことでもあり、おすすめコースは、大戸川駐車場登山口を起点にして→御嶽山→雨巻山→三登谷山→大戸川駐車場へと巡回する縦走コース(標準的な所用時間は3時間半程度)という登山案内に従って辿ってきました。記事にするのが遅れましたが、3月下旬のことでした。
ガイドマップ:(写真はクリックすると拡大表示されます)
雨巻山への道すがら、期待した花は少なかったものの、シュンラン、ミヤマシキミ、ミミガタテンナンショウ等の花々に出会いました。
縦走路尾根筋から雨巻山を遠望しながら快適な尾根歩きです。
やがて雨巻山頂上に着きます。ここは眺望はありません。少し行った先に展望櫓が建てられていますのでそこまで往復します。
また頂上すぐ近くに比較的大きなブナの樹が1本立っています。
お昼を済ませてから、尾根筋の樹間から垣間見える展望を楽しみながら縦走路最後の山、三登谷山へ向かいます。
雨巻山から1時間程度で三登谷山に到着です。
ゴールの駐車場につながる林道に出る直前の杉林の林床に、ユリワサビの群落がありました。
ユリワサビはワサビより全体に小ぶりですが、やや湿った草地、林床などに生え、名前のようにワサビのような辛みがあって山菜としても食べられるそうです。
下山後、コース選択が失敗だったなと思ったのは、上記のおすすめコースでは、その大部分は乾いた尾根筋を縦走するでコースです。
また足尾山(413m)も御嶽山(433m)からの尾根筋ピストン(往復)になってしまい、楽しみにしていた春を告げる花の咲く沢ルートが殆ど含まれないため、眺望には優れているものの、草花や木に咲く花は少なかったことです。
普通の体力があれば、大戸川駐車場からまず足尾山・沢コース(ガイドマップには中級者向きと記載してありましたが)に向かい、花を楽しんでから足尾山から全山縦走の方が良かったかな、と言うのが感想です。
コースはとてもよく整備され、案内標識も完全で、また安全のための迂回路などもあり、地元の方々の思い入れが伝わってくる里山でした。暑い夏は避けた方が良さそうですが、秋、冬にはまた違った趣のある山歩きが楽しめそうです。
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