尖山(とんがりやま)登山①登山口とカモシカ
全国には、尖った山容を持つことから様々な逸話や伝説を持ち、地域の人々から注目され、また愛されている山がたくさんあります。
たとえば千葉県の伊予ヶ岳(337m)、群馬県の戸神山(772m)、埼玉県の槍ヶ岳(1,341m)、新潟県の大源太山(1,764m)、そして富山県の尖山(とんがりやま)(559m)などです。
尖山は富山県南東部の立山町にあり、布倉姫という神様がいたとか、古代ピラミッド伝説とか、またUFO基地説まである里山です。
きれいな三角錐の形をした標高559mの低山ですが、県道富山・立山公園線を立山山麓方面に向けて車で走ると、白銀の立山連峰を遠景にして、周囲の山並みからひときわ目立つ存在です。
4月初旬、晴れた日の午後、お手軽ハイキングで登ってきました。
立山街道を立山駅に向かって走ると左手に尖山登山口の標識があります。
標識に従って横江の集落を抜けると、やがて未舗装道路になります。登山口までダートの道ですが行程はそれほどでもないので、ダートコース入り口付近に車を止めて歩くことにしました。
登山口迄に、広くはありませんが数カ所駐車できるスペースがありました。
車を降りて20分ぐらい歩くと登山口駐車場に到着しますが、その直前で、沢の堰堤にカモシカが2頭いるのを見つけました。
カメラを向けるとじっとこちらを見ています。
しばらく腰を下ろして近距離からカモシカの姿を眺めていましたが、やがて2頭は時々振り返りながらゆっくりと森の中に消えていきました。
豊かな自然の象徴ともいえるカモシカも、近年はご多分に漏れず各地域でふえすぎて、人里近くに出没する頻度も増え、農林業への被害も問題視されるようになっているようです。
保護と管理の難しいところです。
| 固定リンク
「登山/ハイキング」カテゴリの記事
- 龍王峡(栃木県日光国立公園内)ハイキング(2016/11)(2016.11.16)
- 井戸湿原(栃木県)日帰りハイキング(2015/4)(2015.04.28)
- 富士山麓の旅(1泊2日)②富士山5合目 御中道・御庭ウォーキング(2013.08.30)
- 千畳敷カールの高山植物(2013/7、その5最終回)(2013.08.03)
- 千畳敷カールの高山植物(2013/7、その4)ショウジョウバカマ、イワスゲ、ミヤマカラマツ、ゴゼンタチバナ、ミヤマシシウド、ミツバオウレン(2013.08.02)
「動物」カテゴリの記事
- 今朝の残月/カラス(2021.02.09)
- 何事もなく終わる11月の自然の片隅で;半影月食を伴う満月(2020.11.30)
- カナヘビの子供(再び)(2020.08.13)
- アマガエル、クサギカメムシ4齢幼、カナヘビ子供など(2020.07.30)
- トクサオカチョウジガイ(2020.07.24)
「自然」カテゴリの記事
- 闇夜に烏(2021.05.26)
- ヘメロカリス開花/ 明日(5/26)は皆既月食(2021.05.25)
- まだいるコガモ(冬鳥)(2021.04.28)
- 田植えシーズン到来(2021.04.23)
- ヤエザクラ、ハナミズキ開花;ツリバナに害虫クロウリハムシ(2021.04.02)
コメント