ムナグロ(旅鳥)
初夏を思わせる、よく晴れて爽やかな陽気になった一昨日、田植え準備が進む近くの水田地域に、旅鳥のムナグロ御一行様がやって来ているのに出会いました。そういえば昨年も一度お目にかかったことがありました。
水張がまだ終わらない水田に降り立った、保護色で全く目立たない団体ご一行様の人(?)数は、写真をパソコンで拡大して数えたところ34名(?)様でした。非繁殖期の規模としては妥当なところだそうです。
カメラを構えて近づくと、既に水が張られた別の水田に移動していきましたので追っかけです。
”ガングロ(顔黒)”の夏羽の成鳥と、羽の色が異なる、幼鳥・若鳥が混じっています。
ムナグロは、大きさ24cm位、雌雄同じ色で、成鳥の夏羽は、顔から腹までの下部分が黒く、その上部に白い縁取りがあります。
背面は黄褐色と黒褐色の斑模様になっています。
(なお成鳥冬羽は、体下面が淡黄褐色で腹部が褐色のかった白色です)。嘴は黒色で、足は灰色みをおびた黒色です。
幼鳥若鳥は、成鳥の冬羽と似ていますが、眉斑の黄色味がやや強く、背や翼の黄色味も強いこと。
また胸の黒い縦斑が冬羽に比べると更にはっきりしていて、翼の下面が白っぽいのが特徴ということです。
水田を歩いたり走ったりしながら、時々急に止まって何かをついばんでいる様子でした。
食性は、主に昆虫、甲殻類などの動物食だそうですが、田んぼや草原等では植物の種子をついばむこともあるそうです。
ムナグロはシベリアとアラスカ西部のツンドラで繁殖し、冬期は東南アジアや、オーストラリア等に渡り越冬しますが、日本へは旅鳥として、春と秋の渡りの時期に、全国に飛来するチドリ科の鳥です。
お疲れ様ですね。
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