春の野に咲く花⑧スイバ、ギシギシ
近郊では迷惑雑草です。
スイバの花穂(撮影'09.4.26):
堤防に生えていました。早春にはまだロゼット状で通行の妨げになる程ではありませんでしたが4月から5月になると急速に花茎を伸ばして、まだ背の低い雑草の中から飛びだして目立っています。
群生しているところでは通行の妨げになり、いずれ大型機械で刈り取り除草されてしまいます。
スイバは昔からスカンポとして親しまれてきました。囓ると含まれるシュウ酸のせいで酸っぱい味がします。
スイバには雄株と雌株があり、橙色~赤色の花穂についている花をルーペで観察すると違いが分かります。
4月から5月には茎を伸ばしその上部に淡緑色で柄のある小さな花を輪生します。花弁はなく、雄しべは6個。
近郊の農道沿いなどで湿り気の多いところでは大きな群落になり、いまはギシギシの長く伸びた花穂に暗色のアブラムシがびっしりとついています。
テントウムシがたくさん寄ってきていますが間に合わず、気持ち悪いほどです。
またコガタルリハムシも群がり、葉を穴だらけにして、その排泄物もくっついていて汚らしくなっているのが目立ちます。
その他の昆虫も寄ってきて、なぜか虫に好かれる雑草のようです。
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