春に咲く黄色い花の雑草③ノボロギク、ハルノノゲシ、ウスジロノゲシ、オニノゲシ
雑草の花です。
ノボロギク(撮影'09.4.10富山):
農道端に咲いていました。道ばたや畑地を好んで生えるヨーロッパ原産の帰化雑草です。
一年中発生し、冬の間でも花を付け、綿毛の種を飛ばしています。茎はよく分岐して先に小さな黄色い頭花をつけます。
頭花は管状花からなり、舌状花はありません。総苞の外側の萼は黒紫色をしています。
ハルノノゲシとウスジロノゲシ(撮影'09.4.22):
道ばたに混生して咲いていました。別名ノゲシ。道ばた、荒れ地、人家のまわりなどいたるところにみられます。根生葉はロゼット状で、秋に芽生えて冬越しします。春先に太く中空の茎を伸ばし、まばらに枝を出します。葉は羽状に深裂し、葉のへりが刺のようにとがりますが、やわらかく、触っても痛くありません。(→オニノゲシとの区別法)茎の先に舌状花だけからなる黄色い直径2cmほどのタンポポ状の花を付けます。
シロバナもあり、ウスジロノゲシと呼ばれています。それほど珍しいものではなく、混生しているのをけっこう見かけます。
オニノゲシ(撮影'09.4.22):
道ばたにハルノノゲシと共に生えていました。(写真左:ハルノノゲシ;右オニノゲシ)
道ばた、荒れ地、人家のまわりなどあちこちに見られます。
草姿はハルノノゲシより大型になり、茎は太く中空で、切ると白い乳汁が出ます。
葉はハルノノゲシに似ていますがより大きく、羽状に切れ込みがあり、縁は刺状になっていて固く、触るととても痛いです。
茎頂と枝先に黄色の花を付けます。頭状花はすべて舌状花からなっています。
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