6月の国道140号線、秩父の峠道から甲斐路へ(ポピー、マタタビ、クサフジ)
6月初旬、秩父路から甲斐路へと車で走りました。このルートはその時々の季節の移ろいを教えてくれる自然の情景がゆたかで、いつも楽しみながら走ることができます。
マタタビ(ミヤママタタビ):
ちょっと脇道にそれて通った秩父高原牧場を越える峠道筋には、ちょうどこの時期だけ葉の一部が白くなって、遠目にもひときわ目を引くマタタビがあちこちに生えていました。
車を下りて写真に撮ってきました。葉が白くなる時期に虫媒花のつぼみが付いて、雌雄異花の花が開きます。
受精して結実するために、虫が花を訪れることが必要で、その虫たちに目立つように、この時期に葉が白くなるのだ、というお話しです。
葉の先端が急に細く尖ってスッと伸びた形なら、ミヤママタタビだそうですが、そうでない葉もあり判然としませんでした。
また、あいにく蕾ばかりで、開花したものはまだ見られませんでした。まだ一度も開いた花を見たことがなく、またの楽しみです。
ネコも楽しみに秋の結実を待っていることでしょう。
なお、花と実について詳しい記事があり参照させていただきました。http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/matatabi.htm
ポピー:
高原牧場の峠には、天空のポピー、として毎年きれいな天空のお花畑を演出しているポピー花畑があります。
昨年はベストの時期に訪れましたが、今回は残念ながら盛りを過ぎていました。(6/7撮影)
モンキチョウ:
アカツメクサの草むらにモンキチョウがいたのでおまけ撮影。
「山麓亭」:
国道140号線を雁坂トンネルへと向かう山間の峠道途中に、長年にわたり建築が進められていた「山麓亭」がようやく開業されていました。
立ち寄って伺ったところ、この5月初めだったそうです。安くて美味しい3タテ(ソバ粉の引きたて、打ちたて、ゆでたて)のお蕎麦を頂きました。
ご主人のおっしゃるには”道楽ですよ”。
クサフジ:
甲斐路に入りしばらく走った市街地の河川堤防に、クサフジの紫色の群落がありました。自宅付近ではあまり見かけないので記念撮影。
現在、ところによってはクサフジそっくりの、”ヘアリーベッチ”の名前で導入された外来種(ナヨクサフジ)が多いそうですが、図鑑で確認したところ 、それとは違うようです。
降ればつよく降り、降らなければどんより蒸し暑い、昨今の梅雨の晴れ間です。
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