屋外飼育メダカ水槽、夏の大掃除
梅雨が明けて本格的な夏になり、メダカの屋外水槽の水温も30℃を越えるようになりました。コンテナ水槽は相対的に表面積が大きいため、水の蒸発が盛んになり、日除けをして直射日光を防ぐようにしていますが、1週間に1度くらいは水道水の補充が必要になってきました。
特に汲み置きはせず、水道水をそのまま流し込みますが大丈夫です。困るのは藻と水草の大繁殖です。2週間近く給餌も水の補充もしないで放置していたら、水面が見えないほどになったコンテナもあり、さすがにひどい状況なので、曇り空で暑さをしのげる頃合をはかって、”草取”り(水藻と増えすぎた水草)をしました。
思いの外大変でした。日頃から時々あいまに”草取り”はしていたのですが、このところ増殖が盛んで追いつかなかったようです。
市販クロメダカ水槽:
草取り前(写真上)と草取り後(下)。かつては水田雑草のヒメシロアサザが大繁殖しました。水面下には水藻が大繁殖。糸状のアオミドロではなく、種類不明の樹状藻です。困っていますが繁殖を抑える手だてがありません。
こまめに取り除くしかありませんが、かなりの手間です。樹状藻に絡まって身動き出来なくなったメダカが一匹犠牲になっていました。
シロメダカ水槽:
しばらく給餌もしないでいたら、どうやら水草の葉をシロメダカが食べているらしく、水面全面を覆っていた一時期より減ったようでした。
野生のクロメダカ水槽:
この春初めてナガバオモダカ(ジャイアント・サジタリア)を一株水槽に植えてみました。
猛烈に増えるのでは、と予測したとおりの繁殖力で、特に水温が高くなるにつれてコンテナの端から端まで水中にランナーを伸ばし、そのところどころで根を下ろしてそこから茎を立ち上げてコンテナを占領していきました。
また産卵用にと一株だけ入れたホテイ草も実に数十株に繁殖して水面を覆い尽くしてしまいました。
その陰に完全に隠れて、”国産の水田雑草”ウリカワは、すっかり陰をひそめてしまいました。このような環境下では全く競争力に欠けるようです。
ホテイ草は基本的には水中に浮いていて、ただ掴んで放り出せばよいので手間はかかりません。
ナガバオモダカはコンテナ底に敷いた土にしっかり根を張っていますので、鋏でランナーを切り、根こそぎ引き抜きます。
そのためしばらくは水が濁ってしまいましたが、比較的短時間で清澄になりました。なおここでも樹状藻に絡まった犠牲者が1匹見つかりました。
(写真上:草取り前;写真下:草取り後)。
草取り掃除で取り出した樹状藻と水草(圧倒的に多いのはホテイ草)の山。
天日乾燥後、可燃ゴミとして処分します。
今後しばらくはこの作業の繰り返しが必要になります。
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