ルリタテハ羽化、旅立ち(2)
9月、屋外で蛹になっていたルリタテハ2頭目の羽化を観察しました。1頭目(前報)で多少の情報が得られましたが、2頭目の羽化は、蛹化後、1頭目(9日)より2日長い11日目になりました。ただ、羽化当日の羽化始まり時間がサバ読み予測よりすこし早く始まってしまいました。
朝食後、虫かごから離れたところでパソコン作業をしていて、時々横目で見やっていたのですが、気がついたときには既に羽化が始まっていました。羽化開始後およそ1分ほど経過していたようです。
あわててカメラに飛びつきましたが後の祭り。(余談ですが、さらにこの後日、別の蛹の羽化の瞬間を、同じカメラのSDカードに記録撮影できたのですが,どうやらSDカード不良が原因らしく、当該撮影記録以降、すべての動画、静止画像ともデータの読み出しが出来なくなってしまいました。大事な記録は、値段は高くてもやはり信頼性の高い日本製SDカードにすべきだったと思います。)
羽化前日、昼前の蛹の様子(写真左)と、羽化当日で、羽化1時間前(午前7時09分撮影)の蛹の様子(写真右)です。
前日夜間から早朝にかけて蛹の色は黒くなっていましたが、やがて黒色がどんどん抜けていき、羽化が近くなると、翅の模様がはっきり見えるようになりました。
オレンジ色が、成虫の水色の紋様になる部分のようです。
わき見をしていた間に羽化が始まってしまいました。(午前8時09分頃)それで、別の蛹の羽化動画記録で、読み出し不能になったものを、カメラの液晶では再生出来るので、それを別のカメラでスナップショットにして、羽化開始からちょうど60秒分を参考画像として次に掲載しました。写真上段、左から右へ、さらに下段左から右へと羽化が進行していきます。この間がおよそ60秒でした。
羽化後15分から2時間くらいの間に、赤色体液、その後さらに透明な体液を排出していきます。下に敷いているティッシュペーパーには驚くほどの赤色のシミが広がっています。
そのまま室内においておきました。2時間半ほどして、ふわりと窓のレースカーテンに飛び移り、翅をゆっくり開閉しながら上へと登っていきます。
誕生記念のスナップショットの後、戸を開けると、近くの庭木に飛んでいき、葉裏にとまってしばらくはそのままで居ました。
そしてちょうど正午に、秋の空へと飛び立っていきました。
これで、フィーバーも一段落しました。
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