キジの親子
稲刈りが始まった8月下旬に先駆けて、付近の堤防や草原などに生い茂った夏草の除草作業が行われています。夏草の茂みを生活の拠点にしている生き物たちには受難の時期です。
初夏の頃から、一度除草された雑草が再び伸び始めた広い草地には、近くを通ると声はすれども姿は見えず、ですが、キジが住みついていたようでした。
その草原も9月初旬にはすっかり除草されていました。除草直後の堤防には隠れ場所が無くなったトノサマバッタの姿がたくさんみられました。
日中も爽やかになったある日、いつものように自転車で”散歩”に出かけた道すがら、まだ稲刈りが始まらない稲田の畔にキジの親子がいるのが目にとまりました。
キジが住みついていた草原の近くで、また公園にも近く、それなりに人通りも、車の通行もある道路沿いです。
もうすっかり大きくなった2羽の子連れのようでした。
母鳥は歩みを止めて警戒するようにこちらを見ています。その間に2羽の子供はゆっくりと稔った稲田の中に姿を隠していきます。
子供がすっかり姿を隠したあとも、母鳥はじっと佇んでいました。
カメラを構えて少し近づいても、すぐに逃げる様子はなく、ゆっくりとこちらに向き直りました。おかげでアップの写真が撮れました。
やさしい、穏やかな、キジのお母さんの表情です。無事に、平和に暮らせると良いですが・・・。
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