シオン、ヒガンバナ、イヌガラシ、ノボロギク、アメリカタカサブロウ
秋の雑草、野草です。中には季節限定せず、ほぼ一年中目につくものもありますが。
シオン:
キク科の多年草です。近郊の畑の縁に植えられていました。日本には古い時代に中国から朝鮮半島を歴て薬草として渡来した歴史を持つ植物。
その後、花が美しいので観賞用として各地で栽培が盛んになったもの。
草丈は180cmくらいまでになり、開花期は秋で薄紫で一重の花を咲かせる。また、その花の色から紫苑という色名の語源となった。花期は8~10月。
ヒガンバナ:
昨今は自生地ではなく、新名所として大々的に植えられたところも出てきました。
赤一色に染まった光景は好みが分かれるところでしょうか。園芸種も各種ホームセンターで売られています。分布は日本各地。花期は9~10月。
イヌガラシ:
道端や空き地で、やや湿り気のあるところに、ごく普通に生えている多年草です。
黄色い4弁花を多数つけます。最盛期は春から秋ですが、暖地では冬にも花をつけていることがあります。
果実は細長い円筒状で上向きに曲がっていることが多い。分布は日本各地。花期は4~10月。
ノボロギク:
ヨーロッパ原産の1年草帰化植物。
畑や道端に一年中生えていて、しかも花をつけ、綿毛の実を飛ばします。
草丈は5~30cm程度で、大きくなり過ぎないのが取り柄でしょうか。分布は日本各地、花期は1年中。
アメリカタカサブロウ:
田んぼまわりの道端、畦地など少し湿ったところに普通に生えています。
近郊では、在来種のタカサブロウに替わって、熱帯アメリカ原産の外来種アメリカタカサブロウがほとんどのようになりました。
区別は種の形で確認できます。在来種では種のまわりに透明な翼がありますが、アメリカさんにはありません。分布は日本各地。花期は7~10月。
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