小さい秋:ブルームーン(バラ)、ツリバナ、ニイタカホトトギス、蛹
狭い庭にも小さい秋。
丹精込めないバラ、ブルームーンが勝手に咲いたので切り取って花瓶に挿しておきました。1週間ほどほったらかしにしていたものを、記念写真に。
ブルームーン :
最近は遺伝子操作技術により青バラが作り出されていますが、このブルームーンは1964年ドイツで作出された”青いバラ”系の、明るい藤色をした花で、強い芳香(ダマスクとティのミックス)があり人気の高いバラの一つです。丈夫で育てやすいのも不精者には好適です。
ツリバナ:
山地に生える落葉低木ですが、秋に赤い実が枝からつり下がって花のように美しく見えるので人気の樹木として園芸店でも販売されています。
だいぶ前に苗木を求めて庭植にしています。
葉は対生し、5~6月頃に葉腋から長さ 6~15cmの花柄を出し、直径6、7mmの淡緑色の5弁花を吊り下げて開きます。
この様子から和名がつけられています。
花後たくさんの緑色のさく果がぶら下がります。ちょうどこの時期になると決まってキバラヘリカメムシがやってきて実の汁を吸い食害しますので、ひどい場合は実が落ちてしまいます。
そして秋に実が赤く熟すと5裂し,朱赤色の仮種皮に包まれた種子が覗きます。適地であれば紅葉して一層美しいのですが、当地では紅葉しないで終わります。
先日の雨風でだいぶ実も落下していました。
ニイタカホトトギス:
花弁の青色が強いので人気の園芸品種で、こちらも大分前に一株求めて植えたものです。
ホトトギスが勝手に増えて毎年、間引かないと困るほどなのに較べて、とてもひ弱でなかなか増えません。
ホトトギスにたくさん付いたルリタテハの幼虫がいつの間にかずっと離して植えてあるニイタカホトトギスまでやって来て食害しているのを見つけ、あわてて喰われても良いホトトギスの方へ強制疎開させたことがあります。
ルリタテハの蛹脱け殻:
今日何気なく庭のホトトギスの下葉の裏をのぞいてみると、ルリタテハの脱け殻がありました。
屋外でも既に何頭か旅立っていったようです。
小さな秋が静かに進行中のようです。
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