南米周遊ツアーで見られた植物(2)
南米ツアーの各地で目にした植物です。
アルゼンチン側からトロッコ列車に乗ってイグアスの滝に向かう途上や、ブラジル側の滝つぼ突入ゴム・ボートツアー乗り場へ通じる熱帯林ルートにはたくさんの珍しい植物がありました。ガイドから特別に説明があったもの以外は名前は全く分かりませんでした。
アルゼンチン側からの植物:
最初の丸い実がついた樹木は自然のもので栽培樹ではないということでした(名前は失念)。写真4枚目はブーゲンビレア。他の植物名は分かりません。
写真上から2枚までは、アルゼンチン側イグアス川沿いで撮影したもの。
下の2枚はブラジル側の熱帯雨林ルートで見られた植物:
写真上から3枚目の大木は、ガイドから説明があったチンバウバ(Timbauva)の木。猿の耳のような形をした実がなります。インカ時代に石鹸の代わりに使われた、ということでした。
4枚目は蘭の一種 。樹木に着生していました。
ケウニア(学名Polylepis spp):
南米アンデス原産種で、絶滅の危機にある樹木。
クスコのサクサイマワン遺跡のまえに小さな林を形成していました。
褐色の幹を持った中・低木で、通常の高山帯森林限界以上の高度でも林をつくるので、インカの人々にとっては大切で、有用な樹木だったそうです。
インカの家々では防風林、また薪や建材としても利用していたが、侵入してきたスペイン人による数世紀にわたる乱伐のせいで、現在、ケウニアの林はほとんどみられなくなってしまったということです。
マチュピチュ遺跡で見られた植物:
マチュピチュの一角に、かつてマチュピチュ遺跡一帯に繁殖していた植物を集めて管理している”ミニ植物園”がありました(写真上から3枚目まで。3枚目はコカの木)。
また遺跡のところどころに”雑草”が目に付きました(写真4枚目)。
ハハコグサによく似た雑草もありました(写真1枚目)。
また段々畑の石垣の隙間から真っ赤な花茎を立ち上げた大きな植物がとても目立ちました。
これはベゴニアの原種、ベゴニア・バイチイ(Begonia veitchii)で、ペルー、ボリビア原産。
現在世界中で栽培されているベゴニアの原種で、草丈30~75cm。湿度の高い森に多く咲くということですが、マチュピチュ遺跡の段々畑や石組みの隙間にもたくさん生えていて人目を引いていました。(写真下、左)
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