アメリカザリガニ、ハラビロカマキリ、ルリタテハ
11月になりました。そして今年は、暦の上では11/7が立冬。秋の名残の月と思っていても自然は確実に冬らしさを交えて行くようになります。
昔は時雨の音、風の音も静かな澄み切った気配が感じられたものですが、昨今は時雨などなく、降ればどしゃぶり、吹けば強風、降らねば過乾燥と、怪しい自然になってしまいました。気候変動対策は急務ですね。
10月中旬、身近で見かけた生き物です。冬に向かってそれぞれのライフサイクルも進行していきます。
アメリカザリガニ:
近所の舗装農道の上を歩いていました。カメラを近づけるとハサミを振りかざして威嚇します。
稲刈り直後はサギのお目当てのエサの一つだったようですが。
道路沿いの田んぼは既に乾田化していて、ザリガニが住みつくような環境ではなくなっています。どこから来てどこに行こうとしているのでしょうか。
これから泥土に穴を開けて潜り込み、冬眠の準備をします。
ハラビロカマキリ:
道端に自生した小低木にハラビロカマキリがいました。
気配を察すると葉の裏側に回り込んで隠れます。
もともと名前のとおりハラビロ、ですが、お腹が大きく、多分、世代交代して冬を越す卵を産む場所を探していたのでしょうか。
卵を産み付けると生涯を閉じます。
ルリタテハ:
晴れた日の正午頃、玄関先に出ていた時に、水滴がポトンと手に当たりました。
アレッと思って上を見上げると、2階のベランダの壁に紛れもない、お馴染みのルリタテハが翅を広げていました。
どうやら状況からして、庭のホトトギスで育って、まさに旅立ちの瞬間だったのでは、と思ったのですが。
写真2枚撮ったところで瞬時に視界から消えていきました。ルリタテハは成虫で越冬します。(撮影10/15)
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