北陸路を後に
関東の晴れた青空の冬に慣れていると、やはり北陸路の冬は苦手です。
しかし珍しく晴れた日の夕刻、北アルプス立山連峰の一角が、薄い夕日を浴びて一瞬の光芒の内に霞んで見える時など名状しがたい光景はこの地でしか体験できません。
快晴の翌日は、除雪された道路の雪が消え残っている上に、また終日の降雪です。
しんしんと冷えます。
7日付の朝刊(富山地方版)によると、この正月の雪は想定外の降雪量で、既に除雪予算を使い果たし、追加予算を組まなくてはならない市町村が大半で、まだ余裕があるとするのは3町村だけとか。
この冬は暖冬傾向との予報が裏目に出たようです。
これで少し長居してしまった北陸路を後にすることにしました。
やがて列車は直江津を過ぎると第三セクターのほくほく線へ。
吹雪の中の十日町から六日町あたりの真っ白い世界。
吹雪のせいで列車は少し遅れて越後湯沢へ。
そして関東平野に達すると夕焼けに浮かび上がる富士山のシルエットがありました。
あらためて、日本も広いな、いや狭いな、と複雑な心境に。
余談ですが、正月の間に、残念ながら冬山の遭難事故が何件か報道されました。
危険は十分承知の上で厳しい冬山に挑戦される情熱は、凡夫には計り知れないところです。
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