冬晴れの続く日々:④堤防沿いの小鳥、カワラヒワ、スズメ、ホオジロ、ツグミ
用水沿いの堤防や草地には、小鳥たちのエサになる昆虫類や草の種、またミミズなどの土壌動物の姿も少ないこの季節ですが、落葉樹の枝や枯れ草の茎、また枯れ草地などに、ありふれた小鳥の姿があります。
散歩がてら、持ち合わせたカメラの性能ではなかなかシャープにはとらえがたい鳥たちでしたが、撮影した中で判別可能なものを並べてみました。
●カワラヒワ:
いつも群れで草地におりて草の種などをついばんでいます。枯れ草原では保護色となって遠目にはなかなか分かりません。
気づかず近づいたところでいっせいに飛び立っていくため、見る機会はままありますが写真に撮れることはほとんどありません。
今回も一群れがワーッと飛び立った中で、1羽だけが近くの枯れ草の茎にとまり、しばらく種をついばんでいるところでシャッターを押しましたが、まあボツですね。
●スズメ:
この時期は大きな群れをつくっています。枯れた草むらから急に飛び立って行くのでびっくりすることがあります。
落葉樹の枝にとまって膨らんでいます。
●ホオジロ:
複雑な囀りをすることで昔から愛されてきた、身近に見られる小鳥です。
数ある”聴きなし”で、”一筆啓上仕り候”というのが特別有名ですが、子供の頃からよく知ってはいても、そのように聞いたことはなく、冬の間はピツッ、ピツッ、ピィッ、と短い声しか聞いたことがありません。
囀りには季節があるようですね。
●ツグミ:
その昔は”カスミ網”で一網打尽にされて「焼き鳥」にされたことがあったそうですが、むろん現在はそのような無法なことはありません。
草原におりると頭を持ち上げてまわりを見通しては、ツツッと足早に走り、また頭を持ち上げて様子を見る、という動作を繰り返します。
枯れ草の中に動くものを見つけると素早くついばんでいます。
小鳥の中では少し大型で、そのため焼き鳥に、と目をつけられたのでしょうか。
●ハクセキレイ:
子供の頃は、小川や清流、渓流の河原など水辺に住んでいる鳥と思っていたものですが、適応力に優れていて(というか生きるためにやむなく、というのか・・・)都市の市街地にも巣作りをして順応しているそうですね。
草原に潜む虫などをしきりについばんでいる様子でした。
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