冬芽と葉痕・維管束痕(メグスリノキ)
メグスリノキは山地に生える落葉高木で、樹皮はなめらかで灰白色を帯びています。
この樹皮を煎じて洗眼薬としたことからついた名前だということです。
葉は3出複葉で、秋に真っ赤に色づきます。
雌雄異株で゙、5月頃淡黄緑色の花を開きます。
別名チョウジャノキの名前があり、縁起も良いので庭木としても利用されています。
それで、今回の冬芽観察は12月中旬、近くにある大規模の植木園芸センターに出かけて、一言お断りしてから撮影を行ってきたものです。
メグスリノキの冬芽は褐色で、黄褐色の軟毛が密に生え、ふつう20枚ほどの芽鱗で覆瓦状に包まれています。
頂芽は紡錘形で先端がとがり、1個つくか、しばしば頂生側芽を伴っています。側芽は対生し、やや小ぶりです。
葉痕の周りには白いヒゲが生えていて、維管束痕と共に形成された風貌/表情は、私のこれまでの観察では一番の、いかにも特徴的なものです。
いろいろなインスピレーションが湧いてきて、物語が出来そうですね。
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