ツマグロキンバエとハナアブ
寒波がゆるみ、数日間氷が張ったままだった庭先のメダカ鉢の氷もほとんど溶けた昼下がり、光を浴びて,むせるほど匂うロウバイの花に、夏から秋に見かけたことのある怪しい目つきの小さなハエがいました。
夏から秋にかけては草花に群れをなしていましたが、今回見かけたのはたったの2匹だけです。
ツマグロキンバエ:
大きさ6mm前後のハエ。翅の先端が黒くなっているのでツマグロ。全体に深緑色で、背中に丸みがあり、緑色に光る複眼にスジ模様がある目つきがなんとも怪しい雰囲気を漂わせます。
複眼の間が空いているのでこの個体は♀のようです。花の中に入ったり出たりしながら、口器を長く突き出して花粉や花の表面をなめ回しています。
長く突き出る口器は、花の蜜を舐めるのに都合がよいのでしょう。
キンバエの名前がついていますが汚物に集まる種類とは違い、花に集まります。
全国に分布し、出現時期は6-10月とされていますが、実際に数は少ないものの大寒の最中にやって来たものです。
生活史はどうなっているのでしょうか。
気がつくともう一匹、時々飛んできては飛び去る者がいました。ハナアブです。
ハナアブ:
大きさ15mmほど。胸部は褐色、腹部に赤黄色の縞模様があるアブで、日本各地に普通に見られます。花によくきます。
こちらも出現時期は3-11月ですが、この時期にやってきました
花の少ないこの時期、生活は大変なのでしょうね。
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