初めての積雪/今時の雑草の花(オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ミチタネツケバナ)
また、いきなり冬に後戻りです。昨日午後から降りだした冷たい雨が、夜半から雪になりました。
明け方には止んで良く晴れていますが、冷え込みが厳しく路面はカチカチに凍結しています。
当地ではこの冬、初めての雪景色です。
今週は寒さが続くという予報で、ままなりません。
さて、近郊では春の農作業に備えて、田起こし、また周囲のあぜ道や農道で、除草剤に耐えて芽吹きはじめた雑草や、枯れた雑草の残骸を処分するためバーナーによる焼却などの準備作業が行われています。
しかしそのような環境にあっても、1月の内から、いち早く成長をはじめてポツポツと花をつけるしたたか者が目につきます。
●オオイヌノフグリ:
秋に発芽して少しずつ成長していたものが、寒中でもかなりの群落に育ったところがあり、晴れて暖かい日中には青いお皿のような花を咲かせています。
●ホトケノザ:
葉焼けして赤茶けたものもありますが新しい緑の葉がすぐに育ってきて、寒中でもピンクの花をつけています。
春には辺りがピンクの絨毯に見えるほど繁茂する休耕畑地もあります。
●ミチタネツケバナ:
田んぼまわりに早速と伸び始めています。
タネツケバナの仲間は数種類があり、図鑑に識別の方法も記載されていますが、正直のところ、見ても分かりません。
開花時期が2~3月と、在来のタネツケバナ類より早い、という特徴だけで確信のないまま、ミチタネツケバナとしました。
ミチタネツケバナは都市部で急速に広がっているヨーロッパ原産の帰化植物で、公園、道ばた、畑地など、また自宅の放任プランターにも見られます。
農作物がまだ出てこない間に、住みやすく整備された地面にいち早く生育して、邪魔者扱いの処置を受ける前に継代・存続策を確保してしまう、雑草のたくましさです。
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