ムラサキシジミ
朝から晴れ間がのぞく日和になりましたが、前中はまだ何となく寒さが気になるほどの陽気でした。午前10時過ぎ、屋外メダカ水槽に生えすぎた外来種のナガバオモダカの抜き取り作業をしている時、目の前を黒褐色の小さなチョウが素早く横切っていきました。目で追いましたがすぐに視界から消えました。
そして気温が20℃を越えるほどになった午後2時頃、外にいたときにまたやって来て素早く飛び回っていましたが、幸いにも近くのサボテンの茎にとまりました。そして、すぐにぱっと翅を開きました。
ちょうど晴れ間からさしていた光の直射を受けて、おっ!というほどきれいな青紫色です。あわててポケットにあったデジカメを取り出して、2枚シャッターを切ったところでサッと飛び去りました。
急いで押した1枚目は完全なピンぼけで、2回目、逃げられる直前の1枚が、貴重な”ムラサキシジミ様、2010.03.13ご来場記念”写真になりました。
ムラサキシジミは暖地性のチョウで、成虫で越冬すること。開張約30~40mm、翅の表は青紫色で、周囲は黒褐色で縁取られている。幼虫の食草はアラカシ、イチイガシなどのブナ科常緑樹。成虫は年3~4回、6月から翌年3月にかけて現われる。平地の林やその周辺で見られる。宮城県から沖縄県にかけて分布する、ということです(フリー百科事典Wikipedia参照)。
写真をパソコンで拡大してみると翅の鱗粉模様などにところどころ傷が確認され、この個体は、上記内容からも越冬成虫で、しかも青紫部分が大きいので♂のようです。
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