ハラビロカマキリの子供、水難事故
晴れた日中、屋外メダカ水槽の水面に、なにやら浮いていて、白メダカが寄ってきます。メダカの餌には大きすぎたようで行ってしまいました。
見ると、生まれて間もない10mmほどの小さなカマキリです。
まわりには子供カマキリの集団は見られませんから、どこからか風に飛ばされてきて運悪くメダカ水槽に落下したのでしょうか。
拾い上げて傍のプラスチック容器に載せてみると、ぐったりしたまま動きません。
濡れた水で貼り付いているようなので、手元の紙切れにのせてやると水はすぐに吸い取られました。そして、手足(?)はバラバラ状態ですが、大丈夫、生きているようです。
”足腰”もだんだんしっかりしてきて、時々、お尻をぐっと反り返らせます。
ハラビロカマキリが外敵に出合った時に取る威嚇のポーズだそうです。
ハラビロカマキリは緑色の個体の方が多いそうですが、褐色型のものもいるということで、そちらのお子様なのでしょうか。
もう大丈夫かなという頃合いを見計らって、近くの植木鉢に移動させておきました。
自然界で、カマキリの子供の生存率は数%程度ということです。趣味でカマキリを飼育している人もいて、餌にはコオロギなどがあたえられるそうですが、生まれたばかりの子カマキリは逆にコオロギに食べられてしまうことがあるということです。
生き物の世界はどこでも、子供の頃は思わぬ危険がいっぱいなのですね。
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