クロハネシロヒゲナガ写真集(1)生息する草むら
昨春初めてその存在に気がついた「クロハネシロヒゲナガ」という、まだその生活史も十分解明されていない小さな蛾が出現する時期になりました。
この蛾に特別の関心や知識があるわけではありませんが、4月中旬頃から、昨年偶然見つけた堤防の散歩コースに行くときには、伸び始めた草むらを時々覗いていました。
そして先日(4/19)遂に見つけました。
体長(頭からしっぽまで)5mm足らずという、小さな蛾で、そこに居るはずだ、と思って草むらに座り込んで眺めないと多分気づかないでしょう。
たまたま寒いけれども日射しがあった4/19~21の3日間、続けて”取材”に行き、ピンぼけの多い写真をたくさん撮りだめしてきました。
特別説明できる知識も、また情報も多くありませんから、何とかピントがあった画像を選んで整理して、全部掲載・羅列することにしました。
面白いものではありませんが、しばらく連載します。
クロハネシロヒゲナガが生息している草むらです。
環境としては、昨秋に大型機械ですっかり草刈り・除草され、冬の間めだつ雑草は何もない状態で春を迎えた調節池の堤防です。
そして春先から伸びはじめたイネ科の雑草(ネズミムギやカモジグサ)が草丈30~50cmほどになって多数を占め、同時にギシギシ、スイバ、シロツメクサ、アカツメクサ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、等々のありふれた雑草が混在する環境で、日当たりの良い斜面です。
昨春見つけたところと同じ環境ですが、同じところでは見つからず、500mほど離れた別の場所でした。
しゃがみ込んで草叢を覗くと、日陰では黒っぽく見える翅を広げて、長くて白いヒゲ(触角)をなびかせながら飛んでいる小さな蛾を見つけることができました。(ピンぼけで不明確です)
速度を1/4にスローダウン加工した動画(30秒)です。
長いひげ(画面中央と右端)が♂で、短いほう(画面左)が♀です。
生活史に関する参考文献:「life_cyclea.doc」をダウンロード
(続く)
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