サイエンスカフェ(閑話休題):その6 放射線について-研究の歴史-
前回のサイエンスカフェに続く(5月はお休みがあり)、今回(2010.6.18)の話題は、『放射線について-研究の歴史-』でした。
今を去ること、実に40年近くも昔、”放射線取扱主任者”資格試験受験のため、ほんの少し自習したことのある「放射線」でした。まぐれで資格取得は出来たものの、結局その世界とは無縁で過ぎましたが、素養のない者にとって、難しい話を難しく解説された参考書にずいぶん難儀した記憶だけが残ったものです。
今回、難しい話を分かりやすくお話しいただいて、ああそうだったのか、とやはりほんのわずかではありましたが理解が深まりました。
●放射線の研究から原子の構造が分かり、それを説明するために、量子力学が生まれた。
●その後、陽子や中性子はクオークから出来ていて、電子、ミュオン、ニュートリノは、クオークとは別のファミリであること。
●多くの素粒子に関する現象が標準理論といわれるもので説明できること。
●なぜ、素粒子が質量を持つこと、などが、最大の加速器LHCで明らかにされようとしている。etc.
毎回のお楽しみは、サイエンス・カフェ会場のサロン・ド・フォリオ店長が話題に沿って創作されたデザートをいただけることです。
今回のデザートは、”量子力学を舌で味わう”ということで、マンゴーとナタデココのゼリーに別に添えられた袋の中味(特別な砂糖)をくわえると、ジリジリ、パチパチという音を発しながら不思議な動きが出て、たくさんくわえると”加速度”が増す、という解説の通り、楽しく美味しいものでした。
| 固定リンク
「雑記」カテゴリの記事
- 3月スタート(2021.03.01)
- 満月(2021.02.27)
- ”月は東に 日は西に”、もどき(2021.02.25)
- セグロセキレイ、イソシギ、その他(2021.02.23)
- 進む季節(2021.02.20)
コメント