サクランボ(櫻桃)
サクランボを頂きました。
「くだものの宝石」とも呼ばれる「さくらんぼ」は、比較的寒冷地向きの果樹で、山梨が日本列島の南限といわれてるそうですが、その山梨の篤農家で丹精して作られたみずみずしい初夏の味覚です。
”サクランボ”、あ、そうだと思いだして、本箱から引っ張り出して見ました。
櫻桃が出た。
私の家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。子供たちは櫻桃など見たことも無いかも知れない。食べさせたら、よろこぶだらう。蔓を絲でつないで、首にかけると、櫻桃は珊瑚の首飾りのやうに見えるだらう。
しかし、父は、大皿に盛られた、櫻桃を、極めてまずさうに食べては種を吐き、食べては種を吐き、さうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。 -(終)-
「親が大事」、と、そこだけ納得したのですが、どこからか種のつぶてが飛んでくるような気もする小心者で・・・
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