カワセミ、アメリカザリガニを捕食
冬期は干上がってしまうため、魚は全く住まない水田排水路の傍に、カワセミがいました。この排水路には稲作期間中だけは田んぼから流れ出した排水がたまっています。大雨が降った時にだけ、用水路とつながりますが、稲作期間中は止水があるだけのところです。ただこの水路には5月下旬頃から、大小さまざま、たくさんのアメリカザリガニが出現します。カワセミも良く知っていて、そのザリガニねらいのようです。
普通は人の気配を察すると、チッという鳴き声を立ててすぐに飛び去るので気がつくことが多いのですが、今回はどうも様子が違います。獲物に夢中になっている時には中々逃げないといわれますが、まさにそのようです。距離は30~40mくらいだったでしょうか、その場にしばらく座り込んでザリガニ漁の様子を観察してみました。
まず1匹目の小さなザリガニを捕らえました。まだ小さく殻も柔らかそうな獲物です。捕獲した小魚を呑み込む前に振り回したり、たたきつけたりして弱らせてから呑み込むシーンを映像などでもよく見ますが、ザリガニの場合でも同じ仕草です。ただ小魚とはだいぶ勝手が違う様子で、呑み込むまでにかなり時間がかかりました。
2匹目を狙っています。こちらを時々チラッと見ているようですが逃げる様子はありません。もう少し近寄ってみました。少しずつ距離を詰めて20mくらいになった時、2匹目のザリガニをゲットしました。
今度は2本揃ったハサミが見えて、ザリガニの子供であることがあらためて確認できました。1匹目同様、苦労しながら呑み込みました。
呑み込んだ後の満足そうな顔つきには、可愛らしさも感じました。
まだザリガニ漁を続ける様子でしたので、これ以上邪魔しても気の毒と、遠回りしてその場から退散しました。
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