2010/7信州白馬路の旅② 栂池自然園へ
前日の続きです。前夜半に雨が降った2日目の朝、当日の天気予報は午前中曇り、午後から雨、更に翌日は、午前中晴れ時々曇り、午後曇りのち雨、とのこと。
そこで翌日の天気は八方尾根用にして、雨降りでも大丈夫な栂池自然園(小谷村)に行くことに。
食べ物、飲み物、雨具など十分に準備して、宿から送迎のバスでゴンドラリフト乗り場まで送ってもらい、ロープウェイを乗り継ぎ、自然園駅まで。
今年は4月にもかなりの雪が降り、例年のこの時期に較べると、コースにも残雪が多く花の開花時期も少しずつ遅れているということでした。
ビジターセンターを経て、風穴、ワタスゲ湿原、浮島湿原へ。そしてやせ尾根を経て、展望湿原へのコースを辿り、時おり雲の切れ間から見える山並みの景観も楽しみながら、晴れていれば白馬岳の大雪渓が目前に展望できるはずの「展望湿原」へ着きました。しかしあいにく全く展望なし。
休憩と昼食を兼ねて、1時間くらい時間つぶしをしながら雲が切れるのを待っていましたが、明らかに天気は下り坂で全く見込みがなく、あきらめて帰途に。
往路とは別コースの、モウセン池、銀命水、みずばしょう湿原を辿って、ビジターセンターへ。そして時計を見ると迎えのバスに間に合う時間だったので、1時半、ロープウエーで下山。
予報どおり小雨模様になりましたが、梅雨の最中、上出来の天気といわなければなりません。宿について温泉につかり、ビールを飲んでのんびりとした極楽旅でした。
登りの栂池パノラマウェイ、栂池自然園周遊コースの景観、また展望湿原では展望なし、そして下りのリフトは小雨の中でした。(以下,写真はクリックで拡大表示されます)
花の写真もそれなりに撮りました。そのいくつかを抜粋して順不同で掲載しました。
モウセン池とモウセンゴケ、ミズバショウ(とても小さかったです。草丈10~20cm)、サンカヨウ、キヌガサソウ、ゴゼンタチバナ。
マイヅルソウ、ツマトリソウ、ヒメイチゲ、チングルマ、ミツバオウレン、コミヤマカタバミ
バニバナイチゴ、シラネアオイ(大群落もありました)、リュウキンカ、ショウジョウバカマ(下界では春先に咲いていますが)、アカモノ、エンレイソウ(こちらも遅いですね)
イワイチョウ、イワカガミ、コバイケイソウ、そして下段3枚は今回のお目当ての1つ、タケシマラン。
草姿は一見、チゴユリに似ています。花は葉に隠れて下向きにぶら下がるように咲きますので見落としがちです。花のクローズアップ。全く、地味で小さく目立ちません。
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