山地の生きもの ②:カメノコテントウ、コメツキムシの仲間、ジョウカイボン、キアゲハ
2010.7、すべて八方尾根で撮った昆虫類です。
カメノコテントウ:
写真では見ていましたが、お目にかかったのは初めてです。八方池ケルンから唐松岳方面に通り過ぎた稜線の草の上で見つけました。ピカピカの背に青い空と白い雲が映っていました。
日本のテントウムシの中では最大級で、大きさは1cm以上あります。体色は黒地で、上翅に赤い亀甲模様があります。
幼虫も成虫もサワグルミやオニグルミに付くクルミハムシの幼虫を捕食するということですから、近くにオニグルミがあったのでしょうか。
指先でつまみ上げると、瞬時に指先が赤く染まり、びっくりしました。危険を感じた時に肢の関節から臭い赤い液を分泌するのだそうです。
草の上に戻すとゆっくり歩いていきました。あまりせかせか動かないようです。
コメツキムシの一種:
尾根筋の岩の上にいました。写真1枚では素人には判別の難しいコメツキムシの仲間のようです。詳細は分かりませんでした。
ジョウカイボン:
尾根筋で見つけたものです。体長15~20mm。足先が黄色い、普通に見られるジョウカイボンのようでした。上翅の色は、全てが茶色いものや、茶に背中央と端が黒いタイプがいますが、こちらのようです。
カミキリムシと違って上翅が柔らかく、雑食性です。成虫は花の蜜や、昆虫を捕らえて食べます。
キアゲハ:
尾根の草むらを飛び回っていまいたので、しばらく待ってとまったところを撮ってみたら、平地にもいる普通のキアゲハだったようです。
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