トルコ旅行⑥ボスフォラス海峡クルーズ、トプカプ宮殿見学、そして帰国
8月下旬から9月上旬にかけて、イスラム国家では最も“親日的”と言われるトルコ9日間の旅に行きました。その日記の最後です。
8日目:終日イスタンブール→21:20イスタンブール発、空路帰国の途に。
旅行中ずっと天気には恵まれましたが、この日初めて午前中曇り、時々小雨、そして午後には折りたたみ傘があったほうがいいくらいの小雨模様になりました。
宿泊したホテルではどこでも朝、夕食のバイキングにはたくさんのフルーツがあります。形は日本のように整ったものではありませんが、モモ、リンゴほかたくさんの果物や、大きく切り分けられたスイカ、メロンなどふんだんにあり、美味しく豪華なメニューです。
もちろんそんなには食べられませんが。
朝食後、ややゆっくりしたスケジュールで、午前中は自由行動でしたので、やはりオプショナルツアーの「ボスフォラス海峡クルーズ・ガラタ橋散策と世界一短い地下鉄体験」に参加しました。
ヨーロッパ大陸とアジア大陸の境界であるボスフォラス海峡。
チャーターした船上から眺めるイスタンブールのヨーロッパ側には、高級ホテルやビジネスビルが林立する新市街が見渡せ、アジア側には歴史的建造物が並ぶ旧市街の景観は、トルコの多彩な表情を満喫できる興味深いものでした。
また、このせいでイスタンブール市内観光が混雑するという豪華クルーズ船が何隻も停泊中でした。なお予期せず、トルコ潜水艦が浮上航行する姿も発見、これはおまけでした。きっと夜景もきれいでしょうね。
下船後、「世界一短い地下鉄」に乗車して、ひと駅・数分の体験を楽しみました。それから大勢の市民が橋上から釣りを楽しんでいるガラタ橋の下のレストランで、もうすぐ昼食になるというのに、ぜひにということで名物サバサンドを食べてしまいました。
すぐ後の昼食(オリオン・エクスプレス・レストラン)メニューは「ドルマ料理」。これでは食べ過ぎです。
午後は、イスタンブール観光の目玉の一つで、最後に取っておきのトプカプ宮殿見学に。昼前から小雨模様になりましたがさすがに人気スポット、とくに宝物館には長蛇の列が出来ていました。(なお写真撮影について、屋外の撮影は構いませんが、屋内施設では一切撮影禁止です。)
どうしようかと迷ったのですが、他の見学は省いてもこれだけは見たいと、長時間待覚悟で行列に並んだ、そのお目当ては、大きさ世界第3位の86カラットというダイアモンド。
やっと入館できたものの、見学者の行列はなかなか前に進みません。整理係の人が“立ち止まって人の流れを止めないように”、”進んでください”と一生懸命声を出していますが関係なしです。無理もありませんね。じっくり見たいから入館したのですから。
展示室は4室あり、順番に進んでいたのではどう見ても時間不足(ハーレムも覗いてみたいし・・・)。そこで居合わせた警備係の女性に尋ねました。
”あまり時間がありません。世界3位というダイアモンドをぜひ見たいのですが、展示室とブースのナンバーを教えて下さい”。係の女性は、わかったわよ、というふうにニッコリして、出口に近い最後の展示室と教えてくれました。
その前の部屋までは渋滞で詰まっていましたが、最後の部屋(第4室)は比較的すいていて、すぐにダイアモンドに“飛びつく”ことができました。古いアニメの見過ぎで、“ルパン3世”はエライやつだなと思いながら、それだけで満足。(そんな次元では困ったものですが・・・)
並んだ甲斐があったというものです。(ハーレムには時間がなくて入場できず、外観だけ眺めて”スルタンはいいなあ”、とつぶやき。)最後に、集合時間前に立ち寄ったミュージアム・ショップには、当然のようにそのダイアのイミテーションが売られていました。
レジの女性に“同じ大きさではないですよね”と聞くと、“本物の方が大きいですよ”と、もの好き日本人オジンにニッコリ。
夕食は街中のレストランでトルコ最後の料理「キョフテ」。正直、この時にはウドンかソバが食べたくなっていました。
食後、イスタンブールの空港に向かい、出国手続きを経て21:20発、空路帰国の途につきました。(機中泊)
9日目:帰国
ソウル(インチョン)乗り継ぎ。5時間ほどの待ち時間があり、成田着は予定時間より遅れて21時すぎ。
余談ながら、イスタンブール、ソウル両空港で、出発時間を過ぎても来ない乗客があり、安全の為にその客の荷物を下ろす作業のため、出発がかなり遅れるというトラブルが続けてありました。迷惑なことで、初めての経験でした。
国中にあまねく存在するモスク、限りなく高い天空を目指して立ち上がる尖塔、信仰心あつい人類にとって、救済のみならず時には抗争や戦乱の原因にもなっている宗教とはいったい何なのでしょうか?
ブッダ、キリスト、そしてムハンマドと、現世界人類の大多数に大きな影響を及ぼしている開祖が現れる、そのずーっと前、チンパンジーと人類の系統が分れたのは、化石の証拠からは700万~600万年前と推定されているようですが、その頃には、サル知恵や人智を遥かに超えた世界におわしたはずの神様はどうなっていたのでしょうか。ミトコンドリアDNAを解析しても何もわからないのは事実でしょうが・・・
”愚かものよ、汝ごときの理解できる次元ではない”、と虚空から大天使ガブリエルの声が聞こえたような・・・・そうですよねえ。まだまだ修行の旅に出なくては、と思うのですが、観光ツアーばかりで・・・ (完) 。
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