コシアキトンボ
コシアキトンボは大きさ40~49mm、黒い体で腹の上部だけが白く、その白い部分が空いているように見えることから名づけられました。
(なおこの腹部第3~4節が白いのは♂で、ここが黄色で間に黒い帯が交じっているのは♀です。)
近所で一番多く見られるのはシオカラトンボで、コシアキトンボも珍しくはありませんが、普段は用水路や溜池の水面近くを行ったり来たり飛び続けていて、なかなか止まりません。それで通りがかりでは、写真に取る機会が少ないのです。
ヨシの生えたあまり綺麗ではない水路にたくさん飛んでいますので腰を落ち着けて撮影に行ってきました。
ご多分にもれず縄張り争いをしていることが多く、やっと止まってシャッターチャンス、と思うと、別の個体が飛んできて、すぐそれを追い払いに飛んでいきます。その繰り返しの多いトンボです。
メスの産卵行動も観察できました。(めすはコシの部分が黄色で間に黒い帯が交じっていますが、この画像では黄色には見えません。)
水面上でホバリングしながら、水面に近づくと尾端を曲げてチョンチョンと水面の浮遊物に接触する連続打水動作です。
場所を変えながら繰り返し、熱心に続けていました。
出現時期は5~9月。分布は本州、四国、九州。
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