ミズマツバ
稲刈りが終わり、その後大型の雑草も除草されて周りになくなり、乾き始めた水田を覗いてみると、小型の水田雑草が観察できます。
ミズマツバもその一つです。
同じ環境にキカシグサはたくさんの場所で生育していますが、ミズマツバは比較的少なくて環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)になっています。
除草剤や乾田化など生育環境変化の影響ではないかといわれています。
そんな雑草の中に、ミズマツバが見つかりました。以前にも記録しています。
昨シーズンも見つけています。
草丈は10cmほどで、葉の大きさは長さ1cm以下、幅2mm程で、3~4枚輪生しています。
そして葉の付け根に小さな(数ミリメートルの)赤味を帯びた花が着きますが、赤みを帯びているのは花びら(花弁)ではなく、萼です。(※花弁はありません。)
花期は8~10月。分布は本州以南。(写真撮影10月初旬)。
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