過ぎた夏、名残のセミ、ハゴロモ
異常だった今年の夏、あまりの暑さに公園散歩にそれほど行かなかったので記録も少ないのですが、公園で鳴いていたセミの写真とハゴロモの写真を遅まきながら載せました。
今シーズン最後に聞いたセミの声は10月1日、近所の屋敷林で、はかなげに鳴くツクツクボウシ。
セミ:
分類学上はカメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・セミ科に属する昆虫です。
順に8/1、ニイニイゼミ。まるで隠し絵のように、ケヤキの樹皮に溶けこむ忍者。これは例年一番多くて、今年も何回も登場しました。
次はミンミンゼミ。例年あまり多くはありませんが、8/23、他のセミが静かにしていた時、1匹だけ大きな声で鳴いていました。いつもは樹上の高いところにいて見えないことが多いのですが、この時はなぜかだんだん下の方へ下がりながら鳴いていました。
その次にアブラゼミ。例年より少なかったように思います。9/15午前中。まだ羽化して間もない感じで、すぐ傍によってもじっと動きませんでした。写真に撮った後、指で突っつくと飛んで行きましたが。
そして10/1、最後に聞いたツクツクボウシ。(抜け殻は9/15)
次にハゴロモ:
こちらはカメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・ ハゴロモ科の昆虫で、上(亜目)のところでセミのお友達に分類されています。
スケバハゴロモはなんとなくセミに似ていますが、アオバハゴロモの方は、ウンカに似た体型です。どちらも大きさ10mm前後です。
スケバハゴロモ(8/23、庭にやってきたもの、写真上)とアオバハゴロモ(9/14公園、写真下)
見た目は面白い小さな虫ですが、セミやカメムシと同じように、針状の口吻を持っていて、それを草木に突き刺して汁液を吸うので、場合によっては害虫として嫌われ者になります。
まあ、彼らの出番も終わりました。
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