アカトンボ(アキアカネ)、アオイトトンボ、イトトンボ、ノシメトンボ
昨日(10/11)からCOP-MOP5が始まりました。(http://www.cop10.go.jp/summary/mop5.html)。マスコミ報道でも一斉に”生物多様性”というキーワードが溢れるようになりました。
18日からはCOP10がスタートします。(http://www.cop10.go.jp/summary/)
石川県でアカトンボ(アキアカネ)が激減している、という報道がありました。秋になれば赤トンボが飛ぶのは日本の自然風景です。どうすべきなのでしょう。
ネット記事でも問題を指摘されています。(http://yamanenone.at.webry.info/201009/article_2.html)
アカトンボ:
当地では稲刈りもとうに終わって、二番穂が大きく伸びた田圃のまわりにはたくさんの赤トンボが見られます。(と言っても定性的・観念的なもので、定量的ではありません。ぼんやりと、”たくさん居ます”、ではなくて、比較可能な数値情報を経時的に集めていなければ正しい判断はできませんね)
真っ赤に”熟した”個体から、赤色が少ないまだ”未熟”のもの(あるいは成熟した♀かもしれません)までいろいろですが。10月になってから撮った写真です。
9月にたくさん見られたシオカラトンボはぐんと少なくなりました。また昨日、2日連続の雨降りの後、晴れて30℃近くになった田圃道にはイトトンボが飛んでいました。すぐ逃げられて写真には撮れませんでしたが。
8月初旬撮影のイトトンボの写真がありますので掲載しました。
アオイトトンボ:
庭にやってきたものです。胸の部分が金緑色に輝く美しいイトトンボです。アオイトトンボ属のトンボは、翅を拡げ気味に静止します。体長:40~46mm、出現時期:4~11月、分布:北海道~九州。
不明のイトトンボ:
草むらにいたのですが、名前がわかりません。とても小さいイトトンボでした。
ノシメトンボ:
先般、電車内に掲示されていた公報広告に、ノシメトンボから検出される農薬を分析してその影響を調べるために、身近でノシメトンボを見かけたら捕獲して送って欲しい、とありました。
ノシメトンボは自宅のメダカ飼育水槽周りに初夏の頃から時々飛んできていました。先日も農道脇で見かけましたが、この時期、赤トンボよりかなり少ないように思います。
連結して産卵行動をとるトンボも見られますが、近郊では稲刈り後は乾田化され、昔のようなトンボの産卵環境として適した水田環境はなくなりました。
トンボに限らず、田圃でライフサイクルを回していた生き物には耐えられない環境変化に違いありません。
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