ルリタテハ成虫とツマグロヒョウモン幼虫
10月最終日の午前、玄関先の路上に翅が相当傷んだルリタテハが、翅を閉じて動かないでいるのが目に止まりました。
指先でつつくと、よろよろとよじ登ってきました。通常ではほとんどありえないことです。
翅の裏側は枯葉模様で、(成虫で)越冬する時に樹木の枯葉裏に逆さまに止まっていると、完全な保護色になって見つかりにくくなります。その裏翅が大きく損傷していて、表翅の瑠璃色の模様が見えています。
指先から離すと枯れ葉が落ちるように庭の地面に降りて、ゆっくり翅を開閉しながらホースチューブに登ろうとします。あらためて損傷のひどさが確認できました。
再び拾いあげて、傍のツバキの葉裏に掴まらせると、当日は日暮れまでじっとしていたようです。その後はわかりません。
同じ日の午後、野生スミレの生えていた鉢にツマグロヒョウモンの終令幼虫がいるのを見つけました。スミレの葉は食べられた形跡はありませんから、どこからかはるばる這ってきたのでしょう。
ツマグロヒョウモンは幼虫、また蛹で越冬します。これからどこに行って、どうするのでしょうか。
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