秋の雑草③ヘクソカズラ、ヤブツルアズキ、ルコウソウとマルバルコウ、ハナイバナ、トキワハゼ
例年、秋が深まる頃になると、常連のつる性雑草が町外れの道路や水路沿いの金網フェンスなどに絡みついて、除草作業に手間取ります。それらの一部その他の雑草です。
ヘクソカズラ:
夏の一斉除草作業の時期により、その後の実りの勢力分布が変わります。今秋は、ヘクソカズラはやや歩が悪いようですが、褐色に熟した実をつけました。
ヤブツルアズキ:
道端につる性の茎を伸ばして黄色い花をつけ、その後、暫くしてから細長い莢の豆果をつけていました。ノアズキとともに、アズキの原種ではないかとされています。
ルコウソウとマルバルコウ:
いずれも小さな朝顔型の赤い花はよく目立ち、綺麗なものです。種もたくさんできます。花だけ見ると遠目には同じように見えますが、近くで見比べれば違っていて、さらに葉の形状が全く違うので識別は容易です。
どちらも繁殖力は極めて旺盛で、街中でも野原でも、絡みつくところ、ものがあれば、それらを覆い尽くしてしまうほどに繁茂します。
11月になってもあまり勢いの衰える様子がないほどです。
ハナイバナ:
ほぼ1年中、田圃の畦などに生えていますが、よく目立つのは大型雑草の生えていない時期で、初春や秋口などです。草丈も短く、厳冬期以外は花径数mmのごく小さな青白い花をつける、慎ましやかで目立たない雑草の一つです。
トキワハゼ:
農道、道端、畑地など、どこにでも生ええいますが、花の形が似ているムラサキサギゴケと異なり、ほぼ1年中生えていて珍しくはありません。薄い紫色の唇形花をつけ、時に白花の株も見られます。丈夫な雑草ですが、あまり大型化しないのが救いです。
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