ガガイモ、袋果と種髪の種
12月初旬に採取して屋外に放置していたガガイモの袋果を割ってみました。まだ未熟で充分乾いていない袋果ですが、中には長い種髪のついた種が鱗のように整然と配列された塊がありました。
その一部を取り外して、室内に持ち込み、空気の流れのないところでしばらく観察してみました。
ひとつだけ取りはずした種は、乾燥するに従って、種の4倍ほどのまっすぐに伸びていた種髪の束が、すこしずつほぐれながら外側から徐々に反り返ってくるのがわかりました。
その後も時間と共に種髪は展開して反り返っていき、ついにはボール状のダウン(羽毛)を思わせるようになりました。
なかなかうまく出来た自然の妙です。これならそよ風に乗せて容易に遠くまで種を飛ばせることが出来ますね。
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