アキノタムラソウ
11月中旬、山里のハイキングコース沿い林縁の草地にアキノタムラソウが点々と咲いていました。”アキノ”という名前がついていますが、夏には咲き始めますので、かなり長い間楽しめる野草です。
アキノタムラソウは、シソ科アキギリ属の多年草で野原や疎林・山里の道ばたなどに生えています。
葉は対生し3~7個の小葉からなる奇数羽状複葉で、小葉は鋸歯のある長さ2~5cmの広卵形。先は尖っています。下部の葉には長い柄があり、また茎の上部の葉は複葉とならず葉柄も短いです。なお、葉には変異が多いということです。
茎は四角で、上部で分岐し、高さ20~50cm。
茎の上部に長さ10~25cmの花穂をだし、長さ1~1.3cmの青紫色の唇形花を数段輪生します。
花期は7~11月、分布は本州、四国、九州。
花の少なくなった晩秋の山地で見た花は、とても印象的でした。(なおナツノタムラソウ、及びタムラソウという名前の別の植物があります。)
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