カワウ、ヒドリガモ、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ
冬晴れで風のない日に調節池に行くと、何種類かの冬鳥が来ています。休日には、池にたくさんいる天然のコイやヘラブナ釣りの”釣りキチおじさん”達がいて、長い竿をふりまわして遠くまで仕掛けを飛ばすので、鳥は警戒して水面の一番遠くにかたまって休んでいます。
ですから鳥見物には少し条件が良くありません。
それでも、釣りキチおじさん達の傍に陣取って遠くの水面を眺めていると、警戒心の少ないヒドリガモなどは少しずつ水面の中ほどまで近寄ってくることがありますが、人影のある間はずっと遠くに離れたままの鳥もいて、8倍の双眼鏡ではあまり役に立たないほどです。
カワウ:
留鳥で、通年、姿を見ますが頻度はそれほど多くはありません。魚を取りにやって来ます。頬とクチバシは白と黄色。警戒心が強く、用水路にも降りていますが人影を察知するとすぐに飛び去ります。
調節池でも、すぐに潜水しながら遠ざかっていきます。水から上がって休んでいる、首筋が白いのが♂です。
ヒドリガモ:
一番初めに姿を見た冬鳥で、飛来数も毎年、比較的多いです。警戒心は比較的少なくて、幅の狭い用水路にも姿を見せることがあります。
マガモ:
釣りキチおっさん二人連れの会話。
青首が来てるな。狩猟解禁になったから、ここ(近年禁猟区になりました)に来たんだ。昔はこの辺でも撃ってたよ。青首1羽1万円で、5万円位は浮いてるな。メスは撃っちゃいけねえんだよ。ああそうかい。だけど散弾撃ちゃ、そばにいるメスにも当らあな。すぐに毛(羽)をむしって裸にしてぶら下げてりゃあ、わかりゃしねえけど。
青首も寝たフリしながら(でも眼はあいていました)聞いている風情。そういうものなんですか。
まあ皆んなここに来ていてよかった。ゆっくりしていってね。ただ鳥インフルエンザ持ち込みはゴメンだがねえ。(青首の前を横切っていった写真中央手前はヒドリガモの♀でした。)
マガモ:
体長50~65cm。翼開長75~100cm。繁殖期のオスは黄色のくちばし、緑色の頭、白い首輪、灰白色と黒褐色の胴体とあざやかな体色をしている。メス はくちばしが橙と黒で、ほぼ全身が黒褐色の地に黄褐色のふちどりがある羽毛におおわれる。
非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になるが、くちばしの黄色が残るので区別できる。幼鳥は、くちばしに褐色みがある。(wikipediaから)
ホシハジロ:
冬鳥です。”安全距離”の遠くにいたヒドリガモの群れを撮った写真を拡大してみるとその中に写っていたので気が付きました。
例年、飛来数は少ないものの観察できていました。不鮮明な写真ですが掲載しました。赤い目をして、赤茶髪の頭に黒い胸。もっと近くに寄ればいいのに。食べないから。
キンクロハジロ:
冬鳥です。飛来しているのは確かですが、なかなか近くで観察できるチャンスがありません。その名のとおり、金色の眼に黒い体と白い羽ですが、見分けがつかない不鮮明な写真です。
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