クリオオアブラムシの出産
12月中旬も終わり頃になった晴天の日中、モミジバフウの新梢に、黒ゴマのようなものが付いているのが目につきました。
どう見てもアブラムシの仲間です。ただ、触覚は短く、脚は長く、大きさは4~5mmはありそうな大型です。
あちこちの場所に点々と付いていて、近寄ってみると、別のところではお尻りを持ち上げて、なにやら出しています。ゴキブリの卵鞘の風情です。
アブラムシの出産シーンに出くわすなんて、あまり”嬉しい”ことではありませんが
・・・
ネットで少し調べてみると以下のような情報がありましたが、「無翅胎生雌虫」発生時期や、吸汁樹種など、記載内容に少しずつ一致しない点があって、正しいかどうか分かりませんが、姿形などからクリオオアブラムシ(ではないか)としました。
※クリオオアブラムシ:
全身黒色の大型アブラムシで、触覚は短く、脚は長い。
なお有翅型の翅は黒色で、白い斑点がある。冬季には卵で越冬し、成虫は死ぬ。
体長: 無翅胎生雌虫 約4~5mm
出現期: 無翅胎生雌虫は4~6月 越冬卵を生む成虫は10~11月
吸汁樹種: クリ、クヌギ、カシ類などブナ科の樹液を吸う。〈今回たまたま見かけた木、モミジバフウはマンサク科〉
| 固定リンク