2011/1 ガガイモ袋果、種髪の種、大ブレーク①
散歩コースの調節池の水際にはヨシ原があります。水際の近くには、大型の草刈機も行かないので、夏に繁茂したヨシは、冬枯れしてそのまま残っています。
夏の間、3m程にも伸びたヨシの茂みには、まず近づくことは困難です。ただし釣りキチの親父さんたちが水際まで行くために、長靴を履いて踏み倒したところが数カ所ありますが、そこは、”開拓者専用”の踏み跡になっています。
先日、相変わらずの晴天で、風もなかったので運動を兼ねて近くまで行ってみました。ヨシ原は刈り取られて原っぱになっていますが、水際には5m程の帯状に、冬枯れのヨシの茂みが残っていました。その茂みに、1m程の、”釣りキチおじさん開拓道”があって、水際に出ています。
釣り人の姿はありません。なんとなく、そこをたどって水際に向かうと、驚いたことに、あたり一面、ヨシに巻きついたガガイモの袋果が”炸裂”していたのです。半端な量ではありません。
思うに、夏の間に猛烈な勢いで繁殖して、大量の袋果を付け、人も機械も入らないので刈り取られることなく、そのまま熟して炸裂したのです。
集めたら、小さなクッションくらいは作れそうな気がするほどの量です。種髪だけの塊になっているものがあれば、当然、種だけが袋果の”舟”に残っているものなど、実に様々の状態で経過することが観察できました。
もちろん、これほどの光景に遭遇したのは初めてのことでした。
これまで繰り返してガガイモ(の種髪)について記事にしましたが、これ以上のことはもう無いだろうということで、少々くどいですが、撮影した写真全部を次回より数回に分けて掲載することとしました。
余談ながら、先頃、ちょうど池の対岸になる堤防草地に、この種髪のタネが広い範囲に散り敷いていたのを見つけてびっくりしたのですが、多分ここから時折吹く強風に運ばれたのではないかと想像しています。
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