散歩道から見えた冬の山並
地球上に生息する生物種の中で、単独種としては最多数の生き物としてはびこってしまった人種、今後、日本は減少に向かい、中国では一人っ子政策で歯止めがかかり、それで、このまま行けばインドがトップに躍り出るらしい。
そして2011年の後半には地球人口は70億人に、そしてさらにこのまま行けば2045年にはなんと90億人に達するという。さてこれから、どうしたらいいのでしょうか。
http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/1101/feature01/movie/index.shtml 、または
http://video.nationalgeographic.com/video/player/specials/sitewide-redesign/ngm-7billion.html
そんな大命題はさておいて、小さな小さな私のブログの世界。
毎日最低気温の記録を更新しながら、晴天が続いていますが、天空は快晴でも地上近くは常に白く霞んで、散歩道から遠くの山並みが見えることは殆どありません。
そんな中で、先日8日のこと、直線距離でおよそ70km以上遠くの、冠雪した山並みを、鮮明ではないものの、見ることができました。
望遠で写真を撮ろうとすると、地上にはびこった人種の棲み家や、目障りな文明的・利便・発明構築物などが邪魔になって、それらを”踏み越えても踏み越えても、障害物”、と種田山頭火の気分。
縄文時代にタイムスリップしたように、見苦しい前景はすべて塗りつぶして、散歩道から見えるはずの山並360度を、描画ソフト「カシミール」に、描画してもらいました。
関東平野に住んだ縄文人は、時には澄み切った碧空と、地平を区切って見えるこれらの山々に、神々の存在を確信したのでしょうね。
描画は、北東方向から反時計回りに切り取って並べました。(画像はクリックで拡大します)
それで、実際の風景です。きっと、もう神様はお留守になったようにも見えますが・・・
①北東方向、一番近くで、直線距離約45kmに青く霞む画像右、筑波山(876m)と、距離50km,左の加波山(709m):
一番見える頻度が多い山です。何度も登りました。こちら側から冠雪が見られることは殆どありません。
②北は視界をふさがれて山は見えません。
③北北西~北西:この方角に一番多くの山が見えます。まず男体山~日光白根山まで。
写真上、画面右が直線距離85kmにある男体山(2,484m)、雪が付きにくい山です。まだ機会がなくて登ったことはありません。(同、写真中)。
そして写真上、左端が、直線距離90kmにある日光白根山(2,578m)。一度登りました。(同、写真下)
あいだは障害物で見えなくて、わずかに隙間となった位置に、100km離れた武尊山(2,158m)が見えました。真っ白で、雪が多いようです。登ったことはありません。麓にスキー場があります。
そして約75km離れた、雪は少ない赤城山(黒桧山)(1,828m)です。一度は登りました。
その日、その時に見えた山はこれだけでした。そして北西の浅間山、更に西の秩父山系、最後に見える南西の富士山、丹沢山系は、(富士山を除き)見えないことが殆どです。
空気が澄んで夕焼けがきれいな時に、シルエットで浅間方面が見えることがありますが、識別は困難です。なお、市街地が広がる南は東京方面、東は埼玉都心方面で、山地は見えません。
こうしてみると関東平野は、やはり平らです。
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