センダンの実とヒヨドリ
普段あまり通らないところですが、畑の中に、黄色くなった実を鈴なりにつけた大きなセンダンの木がありました。遠くからでも、黄色い実が目立ちました。
近くで見上げると、枝ぶりがセンダンではありません。木のてっぺんまで、別の蔓性の木に巻きつかれているからです。
巻きついた木の葉の茂る時期にはセンダンと分からないかもしれません。
傍らに、名前はわからないのですが、更に大きな樹木があって(→後日、エンジュと分かりました)ヒヨドリが群がっていました。
たくさんの小さい実をつけていたようですが、そのほとんどが既に食べつくされていて、樹の下には、消化されなかった種の混じったおびただしい数の糞が落ちていました。
しばらく見ていると、その樹から、ときどき数羽のヒヨドリがセンダンの黄色い実成りの中にやってきます。
しかし実を食べるところは、その間には観察できませんでした。
センダンの実に含まれる成分として、多種の苦味トリテルペン及びクマリン誘導体等の神経および胃腸毒素の報告が有ります。
人には有害で、食べられませんが、ヒヨドリは、ほかに食べる木の実がなくなったら、センダンの実も食べるようです。
樹の下にはたくさんの実が落ちていましたので、一粒つまんで、果肉を潰し、種を取り出してみました。
果肉は少なく、種は、稜がある硬い殻の、大きなものでした(写真右下。白飛びしてわかりにくいです)。
食べるにしても、これでは一度にたくさんは無理でしょうね。
冬芽と葉痕は、やっぱりお猿さん顔でした。
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