ニワトコ、冬芽と葉痕・維管束痕、そしてニワトコヒゲナガアブラムシ(別名:ニワトコフクレアブラムシ)
自然公園の林縁に太い茎だけが目立つニワトコがありました。
太い茎には丸く膨らんだ冬芽と葉痕が目立ちました。維管束痕は3個です。
別の場所に生えていた株をのぞくと、冬芽にアブラムシが群がっていました。
ニワトコヒゲナガアブラムシ(別名:ニワトコフクレアブラムシ)です。(撮影2011.2.13)
まだ寒い時期なのに、もうしっかり繁殖しているのです。ここではテントウムシのお出ましはまだのようです。
大きさ3mmほどで、体は緑~黄緑色、脚は黒色の無翅型成虫でした。
なお体色には赤色などの変異があるそうです。
夏には二次寄生としてコブシ、アセビ、ヤマノイモ、サルスベリ、ミカン、アサガオなど様々な植物に移動しても、秋になるとやっぱり一次寄生のニワトコに戻るということです。
よほどニワトコに相性が良いのでしょう。
ニワトコは本州以南に分布する落葉の低木。明るい谷筋や林縁に生育しています。
根元から勢いのある太い茎が出て株立ちとなります。葉は2~4対の小葉を持つ複葉。
4月の終わり頃に円錐花序に淡黄白色の小さな花をたくさんつけます。
花後の果実は5月の終わり頃には赤く熟し始め、6月の中頃には鳥に食べられるなどして、大半が無くなってしまいます。
ほぼ1ヶ月で、種まきを終えてしまう、というサイクルです。
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