アトリ
2/14深夜から昨日の明け方にかけて、やっと乾ききった地面に水を撒く効果が期待できるほどの降雪がありました。日中気温が上がりほとんど融けてしまいましたが。
また、当地のスギ花粉前線予測は2/15ということで、実際に少量ながら飛散が始まっているようで、いよいよ覚悟が必要な時期になってきました。
さて、アトリ(スズメ目アトリ科アトリ属)です。
近隣の木立で初めて対面しました。
全長約16cm。アトリは冬鳥又は旅鳥で、シベリア方面から渡来しますが、年によって飛来個体数の変化が大きいそうです。
秋には山地の林に群れでいることが多く、ナナカマド、ズミ、シデなどの果実や、カエデ類やアキニレ、またモミなどの針葉樹の種子を食べていますが、冬季は群れで行動することがほとんどで、平地の水田、畑、河原などでは草本類の種子も食べるということです。
はじめに登場するのは、頭部は褐色で、側頭部から後頭に伸びる黒褐色の線が目立つ個体で、その特徴から冬羽の雌と思われます。
こちらはオスでしょうか。ただ図鑑で見るとオスの冬羽はメスよりもう少し頭や、顔が黒いようで、確かではありません。→やはり♀のようです。(写真はクリックで拡大します)
戦前の昔には、秋に飛来して穀物に被害を与える害鳥としてカスミ網で捕獲し、焼き鳥にされたということです。
それほど大群で渡ってきたことがあったのですね。
ツグミは有名でしたが、アトリも焼き鳥とは知りませんでした。
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