モンキチョウ、そしてテントウムシ(Ladybird/ ladybug/ lady beetle)
昨年最後に撮ったモンキチョウの記録は12月18日でした。モンキチョウは、成虫では越冬できず、冬は幼虫で過ごし、春を感じると蛹になり、そして羽化して、いち早く春のモンキチョウとしてお出ましになるということです。
気温が上がった2月17日、街中では道路の日陰にまだ先日の雪が残っていますが、、堤防の南斜面はひと足早い春模様でした。
早春の雑草が太陽に向かって花開き、きれいなモンキチョウが、1頭だけでしたが、ひらひらと舞っていました。
過去のモンキチョウの記録をさかのぼってみると、2009.1.23が最も早く、次は2010.1.27に”春生まれの”撮影記録がありました。(画像はクリックで拡大します)
モンキチョウ:
そしてまたテントウムシ(ナミテントウ)が光を浴びて、まだアブラムシのいない草の上を歩きまわっていました。アブラムシが出てくるのも間もなくでしょう。
ナミテントウ:
テントウムシ余話:
先日、テレビ放送でも紹介されていましたが、2009年に、名古屋大学大学院生命農学研究科の研究グループ(資源昆虫学)が世界に先駆けて、生物農薬として有効な“飛べないテントウムシ”の作出法を確立されました。
テレビ番組を見ていると、飛ぼうとして翅を広げる体勢をとったらそのまま下にコロンと落ちる、という姿で、いささか情緒的ではありますが、そこだけ見るとなんとも可哀想な感じもしたものです。
その成果は、世界的な昆虫科学専門誌「Insect Molecular Biology」の2009年7月21日付け電子ジャーナル版で公表されています。
こんな記事もありました。
Ladybug Ladybug fly away home, your house is on fire and your children will burn.... Sorry kiddies, Japanese researchers from Nagoya University have produced "wingless" ladybird beetles that stay on (or near) the plants they're supposed to protect.
(テントウムシさんお家が火事よ、急いで飛んでお帰りなさい、子供たちが焼け死んじゃうよ... でもね、テントウムシのおチビさん達、ゴメンナサイ 日本の名古屋大学の先生たちが、翅をなくして飛べなくなったテントウムシをつくったの)。http://inventorspot.com/articles/wingless_ladybugs_promise_lasting_pest_control_30531
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