ホオアカ、ホオジロ
今冬は、用水路沿いに野鳥の姿が少ないなと思いながら散策していましたが、改めて気がつくと、野鳥がやってくるのに必要な、水際の立ち枯れヨシの叢がずっと少ないのです。
カラカラ天気で乾燥しきって、それにまた風の強い日も多くて、短く折れたり、倒れてしまったからではないかと勝手に思っているのですが・・・
ホオアカ:
そういう環境で、初めてで、そして最後になった野鳥があります。かなり遠くて肉眼では何かわからないままシャッターを押して、帰宅後確認したら、なんと初めてお目見えのホオアカだったのです。拙ブログ初出です。
その後数日、同じところに通ってみましたが、もともと他の野鳥も含めて(ただしツグミだけ例外)少なく、ついに2度と姿は見られませんでした。移動の途中、通りかかっただけだったのでしょうか。
ホオアカ(スズメ目ホオジロ科):漂鳥
全長約16cm。繁殖期には本州中部以南では、おもに山地の草原にすみ、本州北部や北海道では平地の草原にいる。
ホオジロよりも木の少ない草原を好む。オスは低木や丈の高い草にとまって、チョッチチリンジとかチョッチン、チチョチョビなどときこえる声でさえずる。ホオジロよりは声はすこしにごって短い場合が多い。地鳴きはチッチッと一声ずつ鳴く。秋冬には暖地の田のあぜや川原の草地に単独でいることが多く、人が近づくと足元から飛び立って、低く短い距離を飛んで草に隠れる。生息環境の変化でだんだん少なくなっているらしい。
ホオジロ:
それに比べれば、見かける頻度はまだ多いホオジロです。この冬の間に何度か撮ったものをまとめて掲載しました。♂です。
遠くにいる時には、姿も大きさも良く似たスズメとも識別できません。素人には野鳥もけっこう見分けが難しいです。
ホオジロ(スズメ目ホオジロ科):留鳥
全長約17cm。平地から山地の低木のある草原、農耕地付近、林縁、川原などに住み、おもに草の種子などを食べるが、繁殖期には多くの昆虫も取る。
オスは縄張りの中の高い木の枝や梢、電線、テレビアンテナなどにとまり、胸を張り、くちばしを上に向けてさえずる。このさえずりは古くから「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞き做しされている。
秋冬には数羽の群れになっているが、大群になることはない。
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