ヤマグワ(別名クワ)の冬芽と葉痕・維管束痕;ナガミヒナゲシ
ヤマグワ:
堤防の斜面にクワの木が1株自生しています。切り倒されないで残ったようです。通りがかりに、はっきりした葉痕が目立ちましたので覗いて見ました。
冬芽は水滴形で淡い褐色。葉痕は隆起しています。維管束痕は輪状です。
その昔、養蚕が盛んであった時代には、カイコの餌としてあちこちの畑に植栽されていましたが、現在は限定された地域でしか見られません。雌雄異株で4月頃に緑色の球状の花序を形成し、淡黄緑色の花弁がない裸花が尾状について垂れ下がります。
童謡『赤とんぼ』に、♪♪山の畑の 桑の実を 小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか♪♪ と歌われた桑の実は、7月頃には赤色から黒紫色に熟して食べることができ、子供のおやつになったもので、懐かしいです。
ナガミヒナゲシ:
雑草が一気に生えてきた中に、それと見てすぐわかるナガミヒナゲシも一株、負けずに葉を広げていました。春ですね。
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