ツグミ、シラコバト、トリウム
今日は、昨日と違って日中の気温は7℃位までしか上がらず寒い日でした。極端ですね。どうでもいいですが、おまけのユルーい余震も1回。
さて、ゆるーいブログです。
ツグミ:
先日、春の雑草が一斉に花開きはじめた草地に、まだ帰り支度の群れに参加しない呑気者のツグミがいました。
夏季にシベリア北部で繁殖し10月頃シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表です。その昔はカスミ網で一網打尽にして焼き鳥にされましたが、野鳥保護のため全面禁止になったシンボルの鳥。
日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息、3月なかば頃になると再び群れて北へ帰ります。
地面におりて時々胸をはりながらホッピングするように歩きまわり、枯葉の下の虫類を探して食べています。ヒバリのように、やかましく囀ることはなく、縄張り宣言などもせず、口をつぐんでいます。だからツグミ、とも。
シラコバト:
3月下旬、小雨模様の昼下がり、街中で珍しくシラコバトが飛ぶのを目撃。あいにくポケットにはコンデジしかなく、曇り空バックの逆光で、酷い写真ですが、うしろ首に黒い線が確認でき、確かに目撃したという証拠記録に。
シラコバトは天然記念物に指定されている埼玉県の県鳥。普通のハトと比べて、白っぽくて大きさは33cmほどの小柄な感じです。また、首のうしろに首かざりのような黒い線がありますので、ほかの鳩と明確に区別できます。
かつては埼玉県越谷市周辺でしか見られないと言われていましたが、その後の追跡調査によると、数も少しずつ増え、生息域も広がってきているそうです。
現在、環境省レッドリストで、絶滅危惧II類(VU)の評価。
トリウム:
まるで関係ない話ですが、鳥にひっかけてトリウム。しばらく昔のことですが、こんな記事もありました。
「科学者たちは以前から、原子炉の燃料としてトリウムを利用することを考えていた。自然界に存在するトリウムは、ウランに比べて埋蔵量が豊富で、使用する際の効率や安全面でも優れている。それに加え(ウランと異なり)、使用した燃料から核兵器の開発に使われるプルトニウムを取り出しにくいという点も好ましく、原発など原子力の平和利用には本命の元素と見なされていたのだ」。その後どうなったのか・・・
やはり、市場経済原理の中で、トリウムへの移行が有利に働くような経済的条件が整うまでは、なかなか難しいということで足踏みのままとか。
地球温暖化は食い止めなければならないし、エネルギー源をどこから確保するかは、もちろん地球レベル、世界各国共通の課題。
ただ経済合理性だけが絶対条件ではありえないことも、誰もが認識していることでしょうが。
参考:
1)https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/other/FF/nedoothernewsplace.2009-02-09.3960481985/nedoothernews.2010-07-14.7324681214/Tanaka%20Nobuo(IEA).pdf
2)http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g80708a07j.pdf
3)http://unu.edu/esmf/22nd/22-1st.pdf
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